F1第9戦 ヨーロッパGP - 決勝 -
まずいつものように,これを書いている現在,地上波ではまだ決勝の放送が始まっていません.おそらくエントリとしてアップする頃にはレース真っ最中だと思いますので,決勝の模様を知りたくない人は続き以降を読まないようにしてください(いや無理だろ).
まず予選なんですが,実は先日まで会社の慰安旅行に行ってまして,生放送が始まる前に帰ってくることができたので一応見るには見たのです.んがしかしよほど疲れていたのか,Q3については殆ど記憶が抜けていたりします(苦笑).ただ此処で書いておくこととしては,上位陣ではマクラーレン以外の車がパーツのアップデートを行っていて,特にルノーが良かったという印象でした.一方フェラーリエンジンながら中断グループに甘んじているザウバーは,予選になってもオプションタイヤを使いこなせず,小林はQ1で,デ・ラ・ロサもQ2で脱落しています.
かたや上位陣の方でも伸び悩んだのはメルセデスで,シューマッハ・ロズベルグ共にQ2落ち.どうもブレーキ系統にトラブルがあったらしいけど,こっちもタイヤとの相性が悪いような印象を受けました.ちなみにポールはヴェッテル,以下ウェバー,ハミルトン,アロンソ,マッサ,クビサ,バトン,ヒュルケンベルグ,バリチェロ,ペトロフという順番でした.
そして決勝ですが,スタート自体は綺麗にスタートしたんだけど,1コーナーのところでウェバーがハミルトン,アロンソに抜かれ,更にクビサとかにも抜かれたようで,1周目終了時点で9位まで落ち込んでしまいました.3位スタートのハミルトンは,2コーナーの辺りでヴェッテルと接触.ただピットに入るほどのダメージでもなかったようでそのまま2位をキープ.ちなみに上位陣はQ3で履いていたオプション(ソフト)タイヤを,他の車も殆どがオプションだったんだけど,シューマッハと小林だけがプライム(ハード)タイヤでスタートしてました.
9周目に入る辺りでウェバーがタイヤ交換.この時にクルーのミスもあってタイムをロスしていたため,本人も焦っていたんでしょう.ピットを出てまもなくコバライネンの右リアタイヤと接触してマシンが宙を飛び,ランオフエリアまで吹っ飛ぶクラッシュ.これによりセーフティーカーとなり各車がピットになだれ込み,プライムタイヤに履き替えたんですが,元々プライムタイヤでスタートした小林はタイヤ交換をせず,一気に3位に上がりました.
セーフティーカーが抜けた後は順位自体に大きな変動はなかったように思います.一応ハミルトンがセーフティーカーが出る時にセーフティーカーを追い越してしまいドライブスルーペナルティを受けたんだけど,後ろの小林との間が結構空いていたので順位は変わらず.
んで,すっ飛ばして終盤.トップはヴェッテルのままで,2位も変わらずハミルトン,以降小林,バトン,バリチェロ,クビサ,スーティル,ブエミ,アロンソ...という順位だったんだけど,小林はまだオプションタイヤを履いていない...ということで,ちょっと早いな(と思った)53周でオプションタイヤに交換しアロンソの後ろの9位で復帰.ただ,ラバーが乗っている状態だからオプションタイヤといえども残り5周ならいい状態でレースが出来るかも...と思っていたら,56周目にアロンソを抜き,更にファイナルラップの最終コーナーでブエミも抜いて7位でフィニッシュ!.見事にチームの期待に応えたというところでしょうか.デ・ラ・ロサも10位でポイントを獲得して,今季ザウバー初の2台完走を果たしました.ちなみにトップは今季ようやくポールトゥウィンとなったヴェッテル,2位にハミルトン,3位にバトンという順位でした.
ただ,バトン以降6位のスーティルまでの4台と,ブエミ,デ・ラ・ロサ,ペトロフ,リウィッツィについては,セーフティーカー規約違反の疑いでレース後審議の対象になっているので,ひょっとしたら小林の順位が繰り上がる可能性もあるようです.まぁこの辺は審議の結果を待ちましょうか...
- 2010-06-28 20:40追記
結局,バトン以下スーティルまでと,ブエミ,デ・ラ・ロサ,ペトロフ,リウィッツィについて,セーフティーカー規約違反により5秒加算ペナルティとなりました.これによりアロンソが小林のすぐ後ろの8位,ブエミが9位,10位にロズベルグが入ることとなりました.小林の順位は7位のままで変わりなかったけど,いずれにしてもよくやったと思います>小林.
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