F1第13戦 ベルギーGP - 決勝 -
約3週間の夏休みの後,最初に開催されるこのGPですが,いつものようにこれが書きあがる頃には,地上波で決勝の模様を放送中のはずですので,結果を知りたくない人は続き以降を読まないようにしてください(って遅い
まず予選ですけど,Q1中盤でペトロフがクラッシュして赤旗中断となり,再開された後に雨が降りだし,これによりオプションタイヤで走っていたザウバーの2台が共にコースアウトし,デ・ラ・ロサはそのままコースに戻れずレース終了.小林は何とかピットまで戻ることが出来たんだけど,Q1ノックダウンとなりました.
Q2ではメルセデスGPの2台がノックアウトとなり,代わりにQ3に行ったのはフリー走行でも好調そうに見えたウィリアムズでした.結局ウィリアムズの2台は7位・9位だったけど,フリー走行で好調だったアロンソがうまくペースを上げることが出来ず10位だったので,天気によってはもう少し上位も狙えそうですね.
Q3では,ドライタイヤ(オプション)で各車タイムを刻んだんだけど,後半では雨が降り始めたため,殆どの車がタイムを伸ばすことが出来なかったようです.結果,ウェバーがポール,2位ハミルトン,3位クビサ,以下ベッテル,バトン,マッサ,バリチェロ,スーティル,ヒュルケンベルグ,アロンソ...というトップ10でした.
ところが,何台かペナルティとなった車がありまして,最終的に予選前・後を含め計5台の車がグリッド降格となってます.このうちシューマッハは前のレースでのペナルティ,デ・ラ・ロサは予選後にエンジン交換をしたことにより10グリッド降格,ロズベルグがギアボックス交換により5グリッド降格,グロックとブエミが走行妨害により5グリッド・3グリッド降格となったため,13位のアルグエルスアリから21位の山本までが2~3ほど順位が上がりました.
んで決勝ですけど,フォーメーションラップの終り頃に雨が降りだしたんだけど,普通にスタート...までは良かったんですが,ポールスタートのウェバーがエンジンストールしかかってしまい完全に出遅れたため,ハミルトンがトップに立ち,これによりウェバーは7位に転落.中盤ではバリチェロがアロンソに突っ込みリタイヤし,これによりセーフティーカーが入りました(アロンソは何とか復帰).この時点で小林はサクっとピットインしてハードタイヤに交換,セーフティーカーが抜けた頃には12位ぐらいまで順位を上げてきていました.
中盤は雨の心配がなかったんですが,上位陣ではベッテルがバトンの横に追突してバトンがリタイヤし,ベッテルは何とか復帰したもののドライブスルーペナルティを受け完全に下位に沈みました.これにより小林は入賞圏内に入り,前にはシューマッハ,ロズベルグがいて,後ろにはアロンソ,ペトロフ...という隊列だったようです.
そのままレースは終盤となるんですが,残り10周あたりで雨が強く降りだし,各車インターミディエイト(一部の車はフルウェット)に交換したんだけど,ここでは2位を走っていたクビサがピットレーンで微妙にオーバーランしてしまい,これがタイムロスとなってウェバーが2位に上がりました.その直後ぐらいにアロンソが単独スピンして道のど真ん中で車を止め,そのままリタイヤとなったことから,セーフティーカーが入りました.
結局,1周目でトップにたったハミルトンがそのままトップを維持しチェッカーを受けました.2位にウェバー,3位にクビサ,以降マッサ,スーティル,ロズベルグ,シューマッハ,小林,ペトロフ,アルグエルスアリまでが入賞となりました.これにより小林の合計ポイントが21ポイントとなり,ペトロフを抜いてランキング12位となりましたよ.
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