F1開幕戦 オーストラリアGP - 決勝 -
3月に入ってから何も書いていませんでしたが,3月といえばF1の開幕戦があったりするのです.
開幕戦は時差の少ないオーストラリアなので,実を言うとBSでの放送も終わっていたりします.なので,一気に書いてしまってもいいんだけど,実際のところ書くことがてんこ盛りだったりするので,一応決勝の模様については続きの部分で書くこととします(^^;
まず予選ですが...これが予想に反して長くなってしまいました.いや,雨っていうのは現地の予報通りだったんだけど,正直嵐といっていいほど雨・風ともに強くて,結局土曜日はQ1しかできず,その後Q2の開始時間を累計50分も延長した結果,日没も迫ってきたのでQ2以降は日曜日の午前中に行うこととなったのです.CSの方では「全セッション生中継」をウリにしているので,さすがに放送しないわけはないだろうと思ってはいたんですが,2時間でQ1しか消化してないというのはさすがに予想外でした(ぉ
若干心配だったCSの生放送についてもちゃんと行われることとなった日曜日の朝っぱら(...と言っても,日本時間で午前9時),ちゃんと起きてしっかり見ておりました>予選.
今回HRTが参戦できなくなり,11チーム22台のマシンが参戦となったため,Q1・Q2でのノックアウトが6台ずつとなったんだけど,そうなるとウィリアムズとかの中堅チームもうかうかしていられないというのが実情でして,Q1ではウィリアムズのマルドナードとザウバーのグティエレスがノックアウトとなりました.まぁ,Q1は嵐の合間を縫って走りだしたような感じだったし,あちこちでスピンとかしていた車がいたりしたので運が悪かっただけなのかもしれないけど,今後18レースの間はこれが通常なので,マシンのテストが不十分なチームとかは,毎レース必死になるんでしょうね....ま,いいことなんでしょうけど(え
話をようやく日曜日に戻して,Q2では路面状況も徐々に良くなってきていたんだけど,フリー走行から速さが足りないと指摘されていたマクラーレンが伸び悩み,しかもまだ路面が濡れている状態なのにスーパーソフトに履き替えるという失敗を犯した結果,ペレスが見事にノックアウトとなりました.他にノックアウトとなったのはボッタス,ベルニュ,リカルド,スーティル,ヒュルケンベルグ...と,ペレス以外は全部中堅といわれるチームのマシンでした.
Q3では,路面状況がどんどん良くなっていく中,去年の調子を持続させたチームがそのままポールをかっさらうという結果となりました.ここまで書けばもう分かると思うけど,ポールはベッテル,2位にウェバー,3位以下はハミルトン,マッサ,アロンソ,ロズベルグ,ライコネン,グロージャン,ディ・レスタ,バトン...という感じのトップ10となりました.
それにしても,予選を2日に分けて行うなんて初ですよ.いや,台風で予選の全セッションを日曜日に行うというのはあったけど,正味予選だけで延べ3時間かかっているわけですからねぇ.まぁ,土曜日に全部行なっていたら逆にドライバーが危うかったというのがあるから,懸命な判断だったと思いますけど(^^;
んで決勝.路面は完全にドライコンディションで,気温も上がり,日も差してきて暖かくなった午後3時(現地時間午後5時)にレーススタートしました....ってか,その前にザウバーのヒュルケンベルグが燃料計のトラブルでガレージ内でリタイヤとなったので,21台でフォーメーションラップとなったんですけど(ぉ.や~,ザウバーは本当に踏んだり蹴ったりな週末ですねぇ.まぁ次戦以降に期待しておきましょうというところでしょうか(^^;
オープニングラップでは,いつものように(苦笑)ウェバーが出遅れて,フェラーリの2台が良い飛び出しで2位・3位を走り,ベッテルは他を引き離して...となるのが通常なんだろうけど,思ったよりも引き離すことができず,それでもポールトゥ・ウィンを目指して走っていたんだろうと思います.ただ,今回ピレリが持ち込んだ新しいスリックタイヤの持ちがあまり良くなくて(というか,去年よりも柔らか目のコンパウンドを使っているんでしょう),特にスーパーソフトなんて解説者曰く「予選専用」と言わしめたタイヤでして,10周持てば良い方なタイヤだったんです.ならば固い方のミディアムはどうか...というと,これも去年のミディアムよりも柔らかいようで,20周持てば良い方...ということで,2ストップか3ストップかが非常に微妙なところだったらしいです.
そうなると,後はマシンがタイヤに優しいかどうかが問題となってくるんだけど,ロータスが意外とタイヤに優しく,他のマシンは似たり寄ったりな状況だったようで,7位スタートのライコネンが2ストップ作戦でスルスルとトップに立ち,3ストップ作戦をとったチームではフェラーリのアロンソがベッテルをかわして2位,2台に抜かれてしまったベッテルはどうにか3位で踏ん張って最低限の仕事をした...という結果となってしまいました.
一応4位以下の順位も書いておくと,4位マッサ,5位ハミルトン,6位ウェバー,7位スーティル,8位ディ・レスタ,9位バトン,10位グロージャンという順位でした.ちょっとびっくりだったのが,2年ぶりのF1参戦となったスーティルですね.一時はトップを走っていたりしましたし,マシンの方もなかなか堅実な出来のようですから,下手したらポイントでマクラーレンを抜くこともできるのでは?なんて思ってしまいますね.
さて,次は来週,南国のマレーシアですね.今週は比較的寒かったけど,気温が高くて蒸し暑いマレーシアでタイヤの持ちがどうなのか,マクラーレンが逆襲するのか?...など,見所満載な感じがしています.ここも時差が少ないのでその日中には書くことができそうです.
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