F1第7戦 カナダGP - 決勝 -
ここ1ヶ月ほど書いていなかったF1ですけど,ヨーロッパでのレースは少しおやすみ(というのか?)して,北米カナダでのレースとなります.いつもこの時期に北米ラウンドが入るので,時差的にリアルタイムで見ることはできないんですが,一応録画したものを先ほど観終わったので,その模様を簡単に書いておきます.
まず予選だけど,メルセデスの2台はまぁ順当にQ3まで行くからいいとして(え?),予想以上に「速いな」と思ったのが,同じメルセデスエンジンを積んだウィリアムズでしたね.この傾向は土曜日の午前中から出てきてたんだけど,路面が良くなった午後にはレッドブルをも食わんばかりの勢いでした.まぁベッテルが踏ん張って2列目についたんだけど,それでも成長著しいリカルドとベッテルの間に割り込むことが出来ています.
ここでのポールはハミルトンではなく2戦連続でロズベルグ.ハミルトンは2回目のオプションでのタイムアタックで攻めすぎてフロントをロックさせてしまいタイムを失ったため,0.08秒ほどの差で2位でした.以下ベッテル,ボッタス,マッサ,リカルド,アロンソ,ベルニュ,バトン,ライコネンというトップ10となりました.
んで決勝ですけど,オープニングラップでハミルトンがロズベルグと並んでコーナーに入ったんだけど,ハミルトンの方がアウト側だったのが響いて少し後退することとなり,その隙に2列目スタートのベッテルがハミルトンを抜いて2位に...となったんだけど,1周目にいきなりチルトンとビアンキがクラッシュしてセーフティーカーとなりました.つか,マルシャはチームメート同士で何やっているんでしょうね(^^;
セーフティーカー明けの10周目に,ハミルトンがベッテルを抜いて2位に返り咲き,以降中盤まではロズベルグとハミルトンの一騎打ちの様相でしたね.タイム差も1秒未満で見応えがありました.
中盤を過ぎた頃,どうもメルセデスの2台共にエンジンパワーがダウンしたようで,ラップタイムも2秒落ちの状態となりまして,まぁそれでも2回目のピットまではどうにか1・2を堅持していたんだけど,2回目のピット明けにハミルトンのブレーキにトラブル発生し,ハミルトンはそのままピットガレージに車を止めてリタイヤとなりました.ハミルトンのリタイヤは今季開幕戦以来2回目なんだけど,チームメート同士でランキング争いをしているところでのノーポイントははっきり言って痛いです.ただまだ3分の1しかレースを消化していないのが救いではあるんだけどね...
その後,ロズベルグはなんとかパワーは戻ってきたものの,ブレーキを労って走ったのが響いたのか,残り2周というところでリカルドに追い越され2位.リカルドはレッドブル移籍後初優勝となりました.ちなみに3位はベッテルだったんだけど,その後ろを走っていたペレスとマッサがファイナルラップで激しくクラッシュ.いやはやサバイバルなレースでした.ちなみにこの事故でペレスには次戦5グリッド降格ペナルティが言い渡されています.
決勝の順位をちゃんと書いておくと,リカルド,ロズベルグ,ベッテルがポディウム,以下バトン,ヒュルケンベルグ,アロンソ,ボッタス,ベルニュ,マグヌッセン,ライコネンまでが入賞.その後ろに完走扱いとしてペレス,マッサ,スーティル,グティエレスという順位でした.
次は数年ぶりにオーストリアでのF1となるんですが...A1リンクがレッドブル・リンクという名前にいつの間にか変わっていたようです.しかも何故かレッドブルのホームサーキットになっているみたいだし(^^;
Comments:0