F1第2戦 オーストラリアGP - 決勝 -
通常なら開幕戦となることが多いオーストラリアGPですが,今回は第2戦となりました.例によって(苦笑),地上波ではまだ放送すら始まっていません(確か23:50からの放送)ので,結果を知りたくない人は追記以降を読まないようにして下さい.つか,ここを読んでいる時点でもう遅いのかもしれませんけど(^^;
まず予選ですけど,Q1ではいつもの通り(何),今季から参戦している3チームがどの程度よくなったか,あとザウバーの小林がQ1を突破出来るのか...というところに注目して見ていたのですが,案の定3チームともにQ1で脱落してました(苦笑).小林は寸前のところで踏ん張って17位でQ1を突破したんですが,何しろ路面温度が低くてタイヤの温まりも悪い上に埃が多かったようでグリップに苦しんでいたみたいです.
Q2,Q3についてはサラッと書いてしまいますが,小林はQ2で思ったよりもタイムを伸ばすことが出来ず16位でQ2ノックダウンとなりました.ちなみにQ2のノックダウンゾーン(11位~17位)には,トロロッソ,BMWザウバー,フォース・インディア...という感じで団子だったんだけど,その中にハミルトンが入るという珍事が(苦笑).まぁハミルトンの場合は完全に計測ラップ中のトラフィック(渋滞)が原因ですね.まぁこればっかりは技術と経験がものをいうからなぁ....あ,Q3ではレッドブルの2台がタイムを更新しあった結果,ポールにヴェッテル,2位にウェバー,3位にアロンソ,4位バトン...という順位となりました.ちなみにメルセデスGPの2台は6位ロズベルグ,7位シューマッハという感じ.タイム差もだいぶ縮んできているようで,大分昔の勘が戻ってきたようですね>ミハエル
んで決勝ですけど,開始予定時間の10分ぐらい前から雨が降り出しまして,全車インターミディエイトで出走することとなり,この結果「プライムとオプションを1セットずつ使わなければならない」というタイヤレギュレーションが無くなることに.ただ,雨が降った後に路面温度が上がるケースなんてまずないので,殆どの車はオプション(ソフト)タイヤをメインに考えていたんでしょう.
オープニングラップでは,3位スタートのアロンソが出遅れ,5位のマッサがいい飛び出しを見せて2位につけました.アロンソはその後バトンと接触し,更にミハエルとも接触することとなり順位を落としました.中盤より後ろのグループでは小林のマシンがフロントウィングを脱落し,そのウィングを引きずったままコントロール出来ずにブエミとヒュルケンベルグに体当りする格好でクラッシュしリタイヤ.小林は金曜日のフリー走行でもフロントウィングの脱落があったようなんだけど,これはやっぱり小林のドライビングテクニックの問題なのかな?デ・ラ・ロサは普通に完走しているみたいだし...
小林のクラッシュが原因でセーフティーカーが出動することとなったんだけど,セーフティーカーが抜けた後もトップはヴェッテル,2位以降はマッサ,ウェバー,クビサ,ニコ,バトン...の順でした.ただマッサのペースが上がらなくって,結構団子状態でしたねこの辺(^^;.走行しているうちに路面も乾きだしたため,7位のバトンがいち早くオプションタイヤに交換.他のマシンは2~3周様子を見ていたんだけど,意外に走れている...ってことで続々とオプションタイヤに交換.これでバトンはいきなり2位に出てくる結果となりました.
この後,26周目にトップを走っていたヴェッテルがブレーキトラブルでコースアウトしリタイヤ.マッサとクビサのペースがなかなか上がらない中,トップのバトンはじわじわとその差を広げてそのままフィニッシュし,通算8度目の優勝となりました.2位クビサ,3位マッサというトップ3.ハミルトンは中盤からのペースがすごい良くって,何度かオーバーテイクを見せてくれていたんだけど,アロンソには完全に押さえ込まれて,しかもウェバーと接触してしまい順位を落としてました.まぁ入賞圏内にかろうじて残ったということでよしとしないとダメだと思います(ぉ.ちなみにトップ集団に絡みもしなかった(失礼)ミハエルは,中盤グループで踏ん張って,終盤でアルグエルスアリをようやく抜いて10位フィニッシュ.41歳頑張ってるなぁ...
次は来週のマレーシアGPですね.こっちも日本との時差がそんなにないので,遅くとも地上波の放送前には書くことが出来そうです.
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