F1第17戦 韓国GP - 決勝 -
前回の日本GPをあっさりとスルーし(苦笑),今季新しく設定された韓国ですが,日本GPの終了間際でようやくコースの舗装が終わった状態だったらしく,正直開催できるのかが疑問でした.んが,始まってみると舗装の問題は決勝以外では普通のサーキットとして機能していたようですね.さすがに市街地の中にあるというわけではないので,交通の便が悪そうな印象でしたが(^^;
さて,今回の韓国の場合,日本のお隣りということで時差が全くありません.なので生中継の方は日中に終了していたりしますので,地上波(確か世界体操選手権の放送が優先されているようなので,翌日午前1:45からの放送です)で楽しもうと思っている方は続き以降を読まないようにしてください.
まず予選.完全ドライコンディションだったのですが,Q1ではいつもの(失礼)新規参入チームと,リウィッツィが脱落.次のQ2ではザウバーの2台とスーティル,ペトロフ,あとトロ・ロッソ勢などが脱落しました.ペトロフは確かギアボックスの交換だったかで5グリッド降格が決まっていたんだけど,結局Q2どまりとなりましたね.
Q3では,終盤のアタックに賭けたレッドブル勢が見事に1列目を独占する形となりました.ポールにはベッテル,以下ウェバー,アロンソ,ハミルトン,ロズベルグ,マッサ,バトン,クビサ,シューマッハ,バリチェロ...という順位となりました.
さて決勝ですけど,予選終了時の天気予報では降水確率50%ということだったのですが,まさに予報通り前日の夜から雨が降り続き,路面は水浸しで水はけが悪い状況でした.レース自体の開始も10分遅くして,しかもセーフティーカー先導でのスタート(よって,フォーメーションラップなし)となり,非常に退屈なスタートだな...と思ったら,3周目を終わった時点でも雨は降り続いていて水はけも悪すぎるということで,赤旗が出てレース中断となりました.
赤旗が出てから40分程経過し,最初のレース開始時刻(15時)から1時間が過ぎようとしていた頃に,ようやく雨が小降りになったため,(現地時間)16時05分にセーフティーカー先導での再スタートが決定しました.つか,正直ここからレーススタートして,55周のレースを終えることが出来るのか?なんて考えていたのは俺だけではないはずです.ここには当然夜間照明の設備なんて無いですから,通常考えられるとすれば日没によるレース終了裁定...となるのですが,その際の周回数が42周未満の場合は,入賞時の獲得ポイントが半分となりますからねぇ(^^;
まぁ,そんな心配をよそにセーフティーカー先導により4周目からレースが再開され,17周目にようやくセーフティーカーがコースから離脱しました.んで,ここからがようやく本番だな...と思っていたら,20周目に2位走行中のウェバーが単独でスピンし,そこにロズベルグが巻き添えを食う形でクラッシュし,またもやセーフティーカーが入ることとなりました.これでウェバーはノーポイントとなってしまったんですが,正直同じレッドブルでもベッテルよりウェバーの走りに期待していたので残念でした.
その後,31周目にブエミがスピンしてグロックが突っ込みセーフティーカーが入ったんですが,この時にアロンソ,ベッテルがピットイン.フェラーリのクルーが手間取っている間に,ハミルトンが2位に浮上したんですが,セーフティーカーが抜けた後の周回でハミルトンがコースアウトした隙にアロンソが2位に復帰して,以降終盤まで上位陣に変動はありませんでした.ちなみに小林はというと,ウェバーのクラッシュの際にいち早くインターミディエイトに履き替え,滑る路面に苦労しながらもしぶとく走っていて10位,ハイドフェルドも11位と健闘していたようです.
さて,このままベッテルが2戦連続のポールトゥウィンか...なんて思っていたら,突然ベッテルの車のエンジンから煙が出てストップしてリタイヤ(苦笑).や~なんてついてないんでしょうね>ベッテル(^^;
結局,日没が過ぎてブレーキングポイントも見えないのに,終了裁定が出ないまま55周を走りきってアロンソがトップチェッカー,2位にハミルトン,3位にマッサが入りました.以降シューマッハ,クビサ,リウィッツィ,バリチェロ,小林,ハイドフェルド,ヒュルケンベルグまでが入賞し,山本も2周遅れの15位(どん尻)ながら完走しました.これにより個人タイトルではアロンソが231ポイントでトップに立ち,2位に11ポイント差でウェバー,3位にハミルトン,4位にベッテル...と,ここまでが25ポイント差以内となり,今回入賞圏外(12位)だったバトンは個人タイトル争いから脱落となりました.去年は最後まで個人タイトル争いをしていたのにねぇ...
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