F1第4戦 バーレーンGP - 決勝 -
先週の中国から連戦となりますバーレーンGPです.
昨年は情勢が不安定で危険回避が困難...ということで中止になりましたが,今回はどうにか開催することができたようですね.ただし,金曜日の夜にデモ隊の騒動に巻き込まれたチーム関係者がいたらしいですけど(フォース・インディアだったかな?).
いつものように,生中継の方だとBSフジでの放送が始まるおよそ30分前にはレースが終了していまして,これを書き始めた段階ではBSフジの方でレーススタートという状況だったりします.そんなわけで,決勝の模様を知りたくないという人は,このエントリーの「続き」以降を読まないようにして下さい(いや遅い).
まず予選だけど,今回バーレーンで新しいエキゾースト(というか,中国GPでウェバーの方につけていたもの)を正式に導入したレッドブルがようやく速さを取り戻し,いつものように淡々とセットアップをこなしてきたマクラーレンやメルセデス,あと何とか食らいつこうというフェラーリ...という構図が顕著になってきた予選だったと思いました.Q1でシューマッハが18位でノックアウトとなったんだけど,これはDRSが壊れてしまい,2回目のタイムアタックに出ることができなかったために落ちたもので,まぁ仕方ないといえばそこまでな感じでしたね.ただ意外だったのは,シューマッハを蹴落としてQ2に進んだのがケータハムのコバライネンということ.一応まがりなりにもルノーエンジンですから,そろそろ上がってくれないと...と思っていたところ,コバライネンが頑張ったみたいですね.ケータハムの今後に期待したいところです.
Q2ではかなりタイムが拮抗していて,同じ1分33秒台に14台が入ってくるという状態でした.なので,ちょっとでもミスをすると一巻の終わりという状態でして,ノックアウトとなったのはライコネン,小林,ヒュルケンベルグ,マッサ,セナ,コバライネン,マルドナードというまぁバラバラな面々でした(ぉ.尤も,マルドナードはギアボックスを交換しているので5グリッド降格なんですけどね.
Q3では,上位8人が1分32秒台というこれまた激戦だったんだけど,最後の最後にポールを取ったのはレッドブルのベッテル,2位ハミルトン,3位ウェバー,4位バトンと言う感じで,去年のレッドブルとマクラーレンの2強対決...と同じような状況となりましたね.5位以降は,ロズベルグ,リカルド,グロージャン,ペレス,アロンソ,ディ・レスタという順位となっています.
さて決勝.上位3人は特に出遅れることもなくスタートできたけど,バトンから下は意外と混乱していたようで,ここで上がってきたのがルノーの2台とアロンソ,マッサのフェラーリ勢でしたね.特にマッサはここまでかなり良くなかったから気合も入っていたんだろうけど,それならなんで予選でもうちょっと踏ん張れないんでしょうね(ぉ
上位チームはほぼソフトタイヤで走っていたので,10周目前後で各車タイヤ交換だったんだけど,ここでハミルトンがピットクルーのミスにより順位を下げ,結局ライコネンやロズベルグ,最終的にはアロンソにも抜かされてしまっていたようです.
一気にすっ飛ばして後半のことを書くんですけど,各車3回目のピットストップを終了して,この段階ではもうベッテルがトップをなんとか堅持,それをライコネンとグロージャンが追い上げる...という状態になっていましたね.ただどちらもルノーエンジンで,ラップもそこそこ同程度のタイムを刻んでいたので,タイヤの使い方が上手かったということなんでしょう.逆にタイヤの持ちが悪かったのか,エキゾーストが持たなかったのか,ともかく予選と比べて調子を落としたのがマクラーレンで,バトンは残り3周というところでリタイヤでしたし,ハミルトンは2回目のピットでもクルーがミスをしたようで,最後までアロンソを抜くことができずに8位完走...と散々だったようです.
一応順位を書いておくと,ポールトゥウィンでベッテル,2位ライコネン,3位グロージャンという表彰台でした.4位以下はウェバー,ロズベルグ,ディ・レスタ,アロンソ,ハミルトン,マッサ,シューマッハまでが入賞.これでポイントランキングでベッテルがトップとなり,3週間後のスペインからヨーロッパラウンドに入る...という感じになります.
ちなみに,ザウバーの2台は,ペレスが11位,小林が13位とどちらもノーポイントでした.というか,ザウバーはプライム(ミディアム)タイヤの持ちが思ったよりも良くなかったようで,最初小林を2回ストップで走らせようと思ったけど,最初のプライムが14周しか持たなかったのが響いてますね.結局3回目のピットが51周目とかなり中途半端になってしまって予選よりも悪い順となってしまいました(^^;
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